ジスロマックとアルコールの相性について調べてみました。

ジスロマックのアルコールとの飲み合わせ

お酒

「性病にかかってしまったからジスロマックを飲まないといけない!でもお酒も飲みたい・・・。」
「ジスロマック飲まないといけないけど、断れない飲み会がある・・・。」


このような状況に立たされている方はいませんか。

ここではジスロマックのアルコールとの飲み合せや飲酒を避けられない場合の薬の飲み方について解説します。

ジスロマックと飲酒について

毎日の晩酌を楽しみに日々を送っている方は、どんな理由であれ晩酌を1日でも欠かすのが嫌だと思うのではないでしょうか。
またどうしても断れない飲み会があり、出席するからには飲まないわけにはいかない立場にある人もいると思います。

でもクラミジアに感染してしまったので、薬を飲まなくてはいけないけど、でもお酒もあきらめたくない・・・。

そんな方のためにクラミジアの治療薬であるジスロマックとアルコールの飲み合わせについて調べてみました。

ジスロマックとアルコールの相性

基本的にはどんな薬でもアルコールと同時に摂取する事はオススメできません

薬は有効成分の血中濃度がある一定以上にならないと効き目が十分に発揮されません。
薬とアルコールを同時に摂取してしまうと血中のアルコールを代謝するための酵素が同時に薬の有効成分も代謝したり、逆に長時間代謝する事ができずに効果を強くしてしまう事があります。

またジスロマックの有効成分は胃腸系への副作用が出やすい薬のため、アルコールによる胃粘膜障害作用と二重に影響が出てしまい、人によっては胃が痛くなり嘔吐してしまう方もいます。

そこでどうしてもアルコールを摂取したい、または摂取を避けられない方は、以下の2つの方法を検討してみてはいかがでしょうか。

●朝や昼に薬を飲む
ジスロマックを飲むタイミングは、夕食後とは決まっていません。あくまで、「毎日決まった時間に」飲めば良いのです。しかも、クラミジアの治療なら1000㎎を1回飲むだけで治療が完了するので、朝や昼など、アルコールを飲まない時間帯に飲めば体への負担を減らす事ができます。

胃腸の弱い方には、500㎎を3日間連続で決まった時間に服用が推奨されていますが、それも自分がアルコールを飲まない時間帯に設定してしまえば負担が軽減します。

●アルコールを飲んでから3時間後以降に飲む
朝や昼に薬を飲むのが難しい、どうしても夜になってしまうという方は、アルコールを飲んでから3時間後以降に薬を飲むと良いでしょう。
350mgの缶ビール1本程度なら2~3時間で体からアルコールが分解されるそうなので、それを目安に時間を空けると良いですね。もちろんそれ以上の量の飲酒は控えた方が賢明です。
体からアルコールが分解されるまでの時間ももっと長くなってしまいます。

本来、薬を服用している時はなるべくアルコールは控えた方が良いですが、どうしても飲みたい、または避けられない飲み会がある場合は上記を参考にして下さい。

アルコールが分解される仕組み

アルコール分解の仕組み

アルコールは体の中に入った場合、どのように分解されていくのでしょうか。

体内に取り込まれたアルコールは小腸から80%、胃から20%吸収され、吸収された大部分が肝臓で処理されます。

肝臓に吸収されたアルコールは酵素などによって分解され、お酒を飲んだ時に現れる不快な症状、動悸や悪酔い、頭痛の原因となる「アセトアルデヒド」という成分になります。さらに肝臓内の別の酵素によって「酢酸」へと分解されます。

酢酸は血液によって全身をめぐり、二酸化炭素と水に分解され、尿や汗、吐き出す息に含まれて体の外へ排出されます。

このアルコールを分解する酵素の働きによって、薬によっては効果が強くでてしまったり、早めに代謝されてしまったため効果が弱くなってしまったりという影響が出てきます。

お酒を飲み続けるのは良くない?

長期に渡ってお酒を飲み続けていると、アルコールを代謝するための「ミクロゾームエタノール酸化酵素」の誘導が常に行われている状態となります。

この酵素は薬もアルコールも代謝するため、お酒を飲む事で活性化し、アルコールに強くなっていくのと同時に薬に対しても耐性が上がっていくため、アルコールを飲んでいない時でも薬が代謝されやすくなってしまい、薬が効きにくい体になってしまいます。

この「ミクロゾームエタノール酸化酵素」はアルコールを摂取するのをやめて1~2週間で活性が低下してくると言われているので、健康のためにも、薬がきちんと効く体を維持するためにも、一定期間アルコールを摂取しない禁酒日を作る事が大切です。

ジスロマックとアルコールについてのまとめ

つまみとビール

抗生剤の中には、「セフェム系」などのように、アルコールとの組み合わせが悪く二日酔いのような症状がおこる薬もありますが、マクロライド系であるジスロマックはそこまで相性は悪くありません。アルコールとの相性も禁忌とされているわけではありません。

しかし薬もアルコールも肝臓で処理されるため、どちらも一緒に飲んでしまうと互いの足を引っ張りあい、薬の効果を得られにくくなります。
また肝臓への負担も大きくなるため、想定外の副作用が起こる可能性があります。

ジスロマックの血中濃度は服用してから3日間くらいで半減するようです。それまで待ってからアルコールを摂取した方がより安全性が高まるので、どうしても我慢できない、飲まないといけない人以外はなるべく服用後4日目からの飲酒をオススメします。


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